2016年6月17日に瞬間的に大暴落を見せたイーサリアム(Ethereum)とダオ(The DAO)だが、急落後双方相場を取り戻すかのような動きを見せました。しかし、その後イーサリアム、ダオ共にジリジリ値を下げて今後も下がっていく可能性があります。その原因となったアタッカーからのメッセージが物語っています。
スポンサーリンク |
イーサリアム、ダオのチャートを見ても明らかなように、ドーンと下がって、少し戻して後は徐々に価値が低下しています。この裏には以下のような事情があったようです。
イーサリアム・ダオの価値が下がった原因
ざっくり言うと、イーサリアム上のトークン(子会社みたいな感じで捉えておいて下さい。)であるDAOにバグがあったのが原因のようです。
DAOは公開前にイーサリアムを介して資金調達をしていました。DAOにはSplitという機能(投資をやめるから投資したイーサリアム返却要求)があるのですが、それを無限に繰り返すことのできるバグがあったので、アタッカーはそれを繰り返し360万ETHを獲得。当然、イーサリアムの相場が落ちるのは目に見えているので、アタッカーはETHを売り1000BTCを獲得。
更にアタッカーは、通貨の改善要求をして、改善されないようなら獲得した360万ETHの内、マイナー達に100万ETHを配布すると声明。
マイナーたちは「改善要求を蹴ってETHを貰うぜ!」派と「改善要求を受け入れる」派に別れたが、改善要求を受け入れたとしても、次があるかも?とイーサリアム自体を信用できるかどうかという疑惑が出てきます。
当然、イーサリアムのコアメンバー内部でも意見が割れていると思われるので、今後の対応次第でいい方にも悪い方にも転がりそうだ。
アタッカーの主張
下記のURLよりアタッカーからのメッセージが書かれています。(外部サイトで英語です。)
https://steemit.com/ethereum/@chris4210/an-open-letter-to-the-dao-and-the-ethereum-community
アタッカーの言い分は、上記のように、もともとあった機能を使っただけで違法では無いことが確認できている。今後の対応で暗号通貨に与える影響は大きい。とかそのような内容となっています。
これを受けてどう対応するかでイーサリアムとDAOの価値もまた変化してくると思われます。
今回の事件での私への影響
今回の事件にもろ巻き込まれたのですが簡単に箇条書き
- Poloniex(ポロニエックス)で0.0273ETH位/BTCで全力買い
- BitflyerにETH送金後、ETH急降下
- 上がり始めた頃にBitflyerが承認&着金(2時間位)
- Bitflyerの相場が酷いのでPoloniexにETH送金
- BitflyerのETH送金の承認が遅いのか、ポロニエックスの承認が遅いのかわからないが、10時間くらいしてPoloniexに着金
- 着金したのはいいが、相場が下がる中Poloniexで取引制限のためか取引できず。ETHの取引履歴とかチャットは見れるんだけどチャートと売り買いがLoading…..
- 諦めて、BittrexにETH送金。こっちは20分位で着金。
- その時の相場は、大体0.017ETH/BTCまで下がっていたが、とりあえず売った。
- BTCに替えた頃、ポロニエックスで取引ができるようになっていたので、ポロニエックスにビットコインを送金。
- NAUTILUSCOINが300%とか跳ね上がっているし、Factom(FCT)とMonero(XMR)がやや値を上げているようだが、今はビットコインで待機が良さそうな気がする。。。
とりあえず ETHとDAOはしばらくノータッチでw
・関連記事
イーサリアムとダオ(DAO)が一時的に大暴落、ハッキングが原因か?
スポンサーリンク |
新着記事
スポンサーリンク |