Bitflyer(ビットフライヤー)の、取引所であるBitflyer Lightning FX(ビットフライヤーライトニング)のトレード画面と預入証拠金や証拠金維持率等の説明をざっとしてきました。後は、実際に売り買いの注文をしていくことで利益を得る(失う)ことができます。

とりあえず基本的な注文の出し方から、リスク回避をする為の基本的な注文の出し方を解説していきたいと思います。

ビットフライヤーライトニングのトレード画面の解説やFXを利用するにあたっての用語等解説は下記の記事にまとめておりますのでご参照ください。

→ ビットフライヤーライトニングの使い方 ビットコイン取引所

→ Bitflyer Lightning(FX)の詳しい使い方解説


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注文の種類

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Bitflyerの取引所であるBitflyer Lightning(FX)では大きく分けて3種類の、売り買いの方法があります。「指値」、「成行」、「特殊」なのですが、成行は値段を指定せずにビットコインをいくら売るか、買うかそれだけの注文なのですが問題があるので使わないほうがいいです。

指値注文

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金額を指定して注文するのが「指値」注文です。画像は「BTC-FX」のものですが、注文の仕方は「BTC」と一緒です。黄色枠に「買いたい価格」と「数量」を入力して、下にある「売り」、「買い」をクリックすることで注文を出すことが出来ます。

トレードは真ん中の「最終取引価格」の上下で行われていますので(約定)、注文が約定するまでは、注文の売り買いの一覧の青枠と緑枠で囲っている部分に表示されます。

注文のキャンセル

一度出した注文は、約定するかキャンセルするまで残り続けます。約定をする前に注文のキャンセルをしたい場合は、トレード画面左下にある下図の赤枠の部分をクリックするか、上図の青枠、緑枠で囲っている「白い部分の自分の注文」をクリックすることで注文のキャンセルをすることが出来ます。

白い部分でキャンセルする場合は、トレードが穏やかな時が良いでしょう。注文は、常に上下しているので暴騰・暴落時は狙いを定めるのが困難ですし、下図の赤枠の部分でキャンセルするのが無難です。

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成行注文

買いたい・売りたい数量を入力するだけで、売買ができるので便利ではありますが成行で注文をするのはオススメできません。売り買いの注文を出している人にはありがたいのですが。

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上図では、成行で「買いの注文」をしたとします。成行注文は、価格の指定はしないけど、注文が出ている安い方から買っていくはずなのです(黄色矢印)。例として←矢印で示している注文を指していますが、出されている売り注文から適当に買い付けているような場面がいくつか見受けられました。

暴騰・暴落時、BOT以外のアクティブなユーザーが少ない時に成行き注文をすると、最終取引価格から数百円離れた注文で約定します。気がつくまでに何万損したことか。

ビットコインの取引を始めた当初、値段の指定めんどくさいから「成行」使ってたのですが、約定履歴をみてそれに気がついた時から使うのをやめました。

暴騰時に急ぎで買いあさりたい場合は、指値注文で値段を設定して買うのがお薦めです。上図の場合で例えます。

  • 急にOKcoinのチャートが上に伸びた!
  • これは全力で買うしかない!と判断(20BTC分買いたい)
  • 上図の場合だと「58502」をクリック、または手入力して、数量は「20」で買い注文
  • ※オーダーの価格の部分をクリックするとその価格が反映されますが、若干ずれると数量の部分をコピーしてしまう場合がありますので、注文する場合は、忙しい中でも価格と数量をしっかりと確認した上でオーダーを出しましょう。

これで少なくとも「58502」以上の売り注文から買うことはありません。仮に成行で買った場合、「58502」以上の売り注文から買う場合があります。思ったよりチャートが上に伸びなかった場合、適当に成行で買い付けた分含み損を抱えることになります。

 

特殊注文

ビットフライヤーライトニングでは、直感的に取引ができる「指値注文」と「成行」が用意されていますが、右側にある「特殊注文」をすることによって細かい注文をすることができるようになります。

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「特殊」をクリックすると、サイドメニューの「シンプル」の中に「指値」、「成行」、「STOP」、「STOP-LIMIT」、「TRAILING」の5つの注文方法が出てきます。指値、成行は上で触れたので、それ以外について解説していきます。

STOP

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「STOP注文」は下図の、「最終取引価格」が「トリガー価格」になった場合、売り買いをする注文になります。

上図では、最終取引価格が「62640」になったら、「成行で10BTCを売る」と言う注文になります。

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成行注文のところで説明しましたが、どこの買い注文に対して売るかはわかりません。難はありますが、保有しているビットコインを「確実に」売りたい時はこの注文方法がよいでしょう。

STOP-LIMIT

この注文方法は、「STOP」注文に売り買いする価格に上限、下限を設定する注文方法になります。

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上のSTOP注文と異なる点は、最終取引価格が「62640」になったら、「62540」の売りの指値注文を出すという点です。要は、62640~62540に入っている注文の内、高い値段を付けている順から売っていく注文になります。

100円の範囲内であれば大体10BTC分の注文は入っているので、売り切ることができるでしょう。しかし、売る単位が多い場合は、売り切る事が出来ない可能性は少なからずあります。

例えば、STOP-LIMITの注文で「トリガー価格」を62640、「価格」も62640にしたらどうなるでしょうか?丁度62640で大量に売り買いしたい板があれば約定するかもしれませんが、十分な量の板がない場合は条件を満たさなかった部分はそのまま約定せず残ってしまいます。

その場合は、価格の部分をトリガー価格から200~円程離すことで解消できます。それでも、凄まじい暴落の時や、買い注文を出している人が少ない場合は、売り切れない事があります。

この部分においては、STOP注文よりも劣る部分はありますが、「成行」ではない分相場を外れる買い注文に対して売りつけることはなくなると思います。きっちり売り切りたい場合はSTOP注文にしましょう。

TRAILING

トレーリング・ストップ注文とは、値動きに合わせてストップ注文のトリガー価格が自動更新される条件付ストップ注文の執行条件です。

注文の組み合わせ

青枠の中に「IFD(イフダン)」、「OCO(オーシーオー)」、「IFDOCO(イフダンオーシーオー)」というのがあります。

IFD(イフダン)

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IFD(イフダン)はIf Doneの略で、一度に2つの注文を出して最初の注文が約定したら2つめの注文が自動的に発注される注文パターンです。

上の図では、60000円あたりが底だと思った場合の注文です。指値で60000円で10BTCの買い注文を出して、もし買えたら100円上乗せして売り注文を出す。という注文方法です。

この注文方法の場合、上がることが前提の注文方法になるので60000円で買ってその後、下落すればその分だけ損をすることになります。どちらかというとPCの前にいるけれど別の作業をしているので万が一の価格変動に備える短期向けのオーダー方法だと思います。

 

OCO(オーシーオー)

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OCO(オーシーオー)は One-Cancels-the-Other orderの略で、2つの注文を同時に出して一方の注文が成立した際にもう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文パターンです。

現在の価格が60050円(買値)だとしてあなたは10BTCのポジションを持っていたとします。60100円になったら売りたい(利確)、でも下がることも考慮して最終取引価格が60000円をマークしたら損切のために売りたい場合はOCOを使います。

上の注文の仕方だと、60050円で購入した10BTCを

  • 左:最終取引価格が60000になったら、60000~59900円に買い注文をしている人に売る注文(損切用)※板が薄い場合はストップ注文にして価格を問わず売り切るほうがいいでしょう。
  • 右:価格が上昇した場合は、60100の指値で10BTCを売る(利確用)

ということになります。

価格やトリガー価格は、相場の推移などから推測し適宜変更してください。

特殊注文を初めてやる場合は、感覚をつかむために最低取引単位である0.001BTCで試しに注文をして感覚を養ってから本番に挑むのがいいでしょう。

IFDOCO(イフダンオーシーオー)

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IFDOCO(イフダンオーシーオー)とはIFDとOCOの組み合わせで、IFD注文が約定した後に自動的にOCO注文が発注される注文パターンです。

OCOの注文は、持っている状態からの売り注文でしたが、IFDOCOは購入から売りまでの注文を出すことができます。

相場が大体60000円~60100円くらいで推移しているとします。

上の図では、60050円の指値の買い注文をして、買えた場合

  • 最終取引価格が60000円になったら、60000円~59900円に買い注文を出している人に売る(損切用)※板が薄い場合はストップ注文にして価格を問わず売り切るほうがいいでしょう。
  • 価格が上昇した場合は、60100の指値で10BTCを売る(利確用)

という売買を自動でやってくれます。

OCOとIFDOCOはビットコイン(FXを含む)を持っているかいないかで使い分けます。

注文がうまく作動しない場合は、IFD部分の注文と、OCO部分の注文のバランスが悪く履行不可能であったり、証拠金が不足していていると不発に終わるので注意しましょう。

STOP-LIMITの応用編

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最近ずっと下がり続けてたしそろそろ爆上げ来るんじゃない?そんな根拠の無い予感がする時があります。赤い線の左側が今現在のチャートで見えてる部分、右側はまだ先のことなのでわかりません。

とりあえず現在の価格が60000円として、今の段階で買ってしまって、STOP、STOP-LIMITで売り注文をしておくのもありです(損切)。その後価格が上がっていけば後は売るタイミングを計るだけです。

今は買いたくはないけど急上昇したら買いたい場合は、STOP-LIMITでトリガー価格を60200円くらいにセットして、価格は60300円にします。

暴騰だったら大体500~1000円くらい動くので、+200円くらいでセットして60200円から60300円で売りに出来てる注文の内、安い方から買う。そういう注文です。

全部が500円~変動するわけではないので、300円上がった後に下がることもありますし、とりあえず注文の仕方の1例として紹介しました。

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トリガー価格の設定が浅すぎると、矢印のちょっとした上昇に引っかかって、買った後に価格下落なんてこともあるので、価格設定はその時の為替や最近の流れを見て設定しましょう。


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