ビットフライヤー(Bitflyer)の取引所である、Bitflyer Lightning(FX)を利用するにあたって証拠金の預け入れ方、評価損益、必要証拠金、証拠金維持率、評価証拠金の説明後、建玉について解説をしていきたいと思います。2016年8月現在は、取引手数料が無料なので解説からは省いております。

「BTC」や「BTC-FX」の画面やメニューの解説は下記の記事でしておりますのでご参照ください。

→ ビットフライヤーライトニングの使い方 ビットコイン取引所


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証拠金の預け入れ

FXを利用するためには、証拠金を預け入れないことには始まりませんのでここから解説していきたいと思います。

ビットフライヤーライトニングの使い方 ビットコイン取引所の方でも、解説しておりますが、トレード画面左上にある「○の中に三」のマークをクリックすると、メニューを呼び出すことが出来ます。その中の「入出金」から証拠金を預け入れることが出来ます。「BTC-FX口座」が表示されていない場合は、ブラウザを最大化してみてください。ブラウザの横幅が足りないと左下の方に切り返して表示されているので、はじめての方は見落としがちです。

 

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上図の赤枠をクリックすると、下図の画面が表示されます。

 

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すでに、預け入れられている状態ですが、赤枠に証拠金として預ける金額を入力をして「預入」をクリックすればFXで取引する準備が整います。もちろん、先にビットフライヤーに入金していないと出来ませんよ。

「BTC」、「BTC-FX」ともに、最低取引量が0.001BTCとなっているため、証拠金は、1ビットコインの価格を60,000円とすると、12円入れればとりあえず取引することが可能です。まぁ、それでは面白く無いので1BTCで取引をしたい場合は、レバレッジが5倍なので12,000円預け入れればいいわけです。

 

必要証拠金・証拠金維持率・評価損益・評価証拠金

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最終取引価格:58,234円

・必要証拠金(329,310円)

売り買いした時の価格 × BTC-FXの数量 がここに表示されます。

上図では、28.4318514BTCを取引中なので

329,310円 × 28.4318514BTC × 5 ≒ 57,912

大体57,912円くらいの時に取引をしたBTC-FXということになります。

 

・預入証拠金

最初に入金した金額がここに表示されますが、取引を行うことでここの金額は上下します。BTC-FXでの収益は、預入証拠金の中で勘定されます。

 

・証拠金維持率

評価証拠金 ÷ 必要証拠金 = 証拠金維持率

預入証拠金 + 評価損益 = 評価証拠金

(549,468円 + 9,153円) ÷ 329,310円 = 1.696 (169.6%)

 

数字をキレイにして考えてみましょう。

BTC-FXの価格:60,000円 預入証拠金:120,000円

上記の状態で10BTC-FXを買った場合、証拠金維持率は100%

  • BTC-FXの価格:60,500円に値上がり 維持率は100.8%
  • BTC-FXの価格:59,500円に値下がり 維持率は99.2%

数百円程度の値下がりなら、維持率的にはあまり動じることはないです。下記の追証ルールが適用されるのは、急な暴落でBTC-FXが48,000円を下回って維持率が80%を切った時ですが、そんな値下がりを眺めている人はいないでしょう?

モニターを見て取引中なら、手動で損切りして空売り増しましです。出勤中で取引ができない場合は、特殊注文をすることで回避できます。下に怖いことが書いてありますが、こういうルールがあることは覚えておきましょう。

ビットフライヤーライトニング(FX)のレバレッジ5倍であれば、人生が終わるような損はほぼ被らないでしょう。一応レバレッジ5倍のMAXである10BTC-FXで例を上げておりますが、預入証拠金が120,000円なら0.001~10BTC-FXの間で取引ができるので、1倍感覚で取引したい場合は、0.001~2BTC-FXの間で取引をすればいいわけです。

取引量にもよりますが、証拠金+損した時用(10,000円)くらいで十分でしょう。あとは、取引していく内に理解していくと思いますので適宜調整してください。

ビットコインの魅力の1つである、ボラティリティの大きさを十分に楽しむのであれば、通常は取引しないけどここぞという高騰・暴落時に対応できるように多めに入れておくのがオススメではあります。

→ Bitflyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の注文方法の解説

追証ルール

証拠金維持率が 80%を下回った場合、追証ルールが適応されます。ただし、相場が急激に変動した場合には、ロスカットルールが適用され、証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。 この場合、お客様は速やかに金銭を充当し不足金を解消する必要があります。 追証ルールは次のとおりとなります。

  1. すべての未約定の新規注文が失効(取消)されます。
  2. 証拠金維持率が80%超となるように、3銀行営業日以内に追加の証拠金を預け入れてください。 証拠金維持率が80%を下回ってから3銀行営業日後の17時時点で証拠金維持率が80%を下回っている場合、下記ロスカットルールが適応されます。

ロスカットルール

相場が急激に変動した場合には、ロスカットルールが適用されても、証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。この場合、お客様は速やかに金銭を充当し不足金を解消する必要があります。

  • 発生した不足金額以上の現金を入金いただけない場合、当社が任意でお客様のbitFlyerアカウントからbitFlyer FX口座への振替入金手続きを行うことがあります。 その際、不足金額の充当に必要な場合にあっては、当社が任意でbitFlyerアカウントからの出金・ビットコインの送付指示を取消すこと、注文を取消すこと、 お預かりする仮想通貨等の資産を処分すること、処分の対価を含むお客様が当社に預託している金銭をお客様が当社に負担している債務の弁済に充当することがあります。

ロスカットルールは次のとおりとなります。

  1. すべての未約定の新規注文が失効(取消)されます。
  2. (1) の結果、なお証拠金維持率がロスカット水準を下回っている場合、bitFlyer FX の全建玉を自動的に反対売買して決済します(ロスカット注文)。
  • ロスカット注文は、全建玉に対して成行で決済注文を行います。
  • ロスカットルールが適用されると、全建玉の決済注文が約定するまで取引を再開することができません。
  • 不足金が出た場合、ビットコイン送付・デポジット解約・bitWire は停止します。

建玉について

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BTC-FXで実際に注文をだして売り買い(約定)をした場合、トレード画面左下にあるBTCFX建玉のところに保有している「玉」が表示されます。

FXって、実際に金銭的価値を持つビットコインとほぼ同じ値動きをする、実体の無い「何か」をトレードしあっているので、「何か」を「玉」としているんでしょうかね?

画像の下にも約定した取引が続いていますが、トータルで30.209BTC-FX(玉)の内訳がここに表示されています。

上図では買い建玉だけになりますが、売り建玉(空売り)もこちらに表示されます。

実際のトレード方法につきましては下記の記事をご参照ください。

 

→ Bitflyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の注文方法の解説

 


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